一即全、全即一

お世話になった師が亡くなった。
享年71歳
とても素敵な男性で、褒められたくて、懸命に勉強をした。話しが聴きたくて、いろんな質問をした。

それが、10年ほど前のこと

教えていただいたことに、納得できたこともあれば、理解ができないことや、腑に落ちないこともあった。

その頃わたしには、自分という面倒で不要なフィルターが、私の中に落ちる手前で、聞けない耳をつくってしまっていた。

けれど、
今になって、
いやこの最近、
深い悩み事を持つたびに、師の言っていることを思い出すことが増えて、どうしていらっしゃるかと、ネット検索したのが数日前。

やっとわかったか、

と、笑いとばしてくれるだろうと、いう、簡単な気持ちだったのに、検索できたのは、偲ぶ会の様子がわかるSNSのページだった。

先生の写真が笑っていて...

偲ぶ会のドレスコードは、何かひとつピンクのもの、と書いてあって。
先生そして奥様らしいと、
なぜか清々しい気持ちになった。 

そして、たまたま東京にいた広島のフォトグラファー&フラワーデザイナーにお供えのお花を頼んだら、センスの良いご夫婦に喜んでいただけそうな花束で。
ああ、先生らしくて。
喜んで笑ってくださる顔が浮かび。

先生がいつも言っていた。
一即全、全即一
が、いつも心にある。

先生がこの世から消えても、
言葉や教えは、
日に日に根を張っています。いつか、
花が咲くまで、
下に下に根を張りながら、
誰かの種になれるように、生きてみたいと。

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