魔法、を、使う
誰かと話していて、気になる言葉やフレーズ。
本、テレビ、どれにしても
フックがかかることが多いのです。
誰かと話すことが好きというよりも
『言葉』『日本語』を聴くのが、好きなのかもしれません。
人の頭の中は、いつも流動的で
さっき好きだと感じたことも、
何かの瞬間に嫌いになり
頑張ろうと張り切った瞬間に、
だからこそ、
今を『言語化』して『固定化』することは、
とっても大切なことなのだと
この最近強く思います。
そうした時に、見たものを感じたことを
どのように言い表すのか、
が、その人の人柄であって
言葉のチョイスは『センス』だったりするのでしょう。
ある日、コンサルタントがお客様の放置されているISOを見て
柔らかい笑顔で
『この子、愛されていなんだ』
と。書類を眺めて愛おしむ。
ああ、素敵な言い方だな。
『管理されていないのですね』『放置ですか』『審査前だけ対応しているのですね』
いろんな考察を伝えるにしても
愛されていない仕組み、ときたか。
『愛するにはどうしたらいいですか』
と聞かれれば
『それは知ること、です。
知れば知るほど、
人はその何かを愛するようにできています
ちゃんと知ってみませんか』
そんな風に、言葉は
人の心を揺らさずに暖かく包む。
だから、どこにいても、
素敵な言葉を見つけてスマホにメモして
時々眺めている。
この最近、眺める言葉は
そう、
私のこれは
単なる綻びで、
それを修正しながら生きている。
なんなら
そう、
修正すべきことがたくさんあるから、
とか。
そうそう、そうよ。そうだ。と、
考えれば少し下を向きたくなる時に
言葉が前を向いて進む勇気をくれる。
そして、
何より美しい日本語、言葉
これで一日をはじめて、終わって流動的なアレコレを固定する毎日。
言葉は、日本語は、こんな風に
魔法
なのだろう。
と、思うこの頃。
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