本を読む時間

私が私である時間は
私が私と向き合う時間

その入り口に

本がある。

結局
自分が誰より厄介で
自分が誰よりわからない

この入れ物、乗り物から
逃げ出したい時は

だからこそ
鏡で自分を見るような行為は
尚こそできないから

何かを通して

自分の感情を観察する。

今日の読み物は

村田沙耶香
コンビニ人間

変人は変人のままでよいのかも、
そんな風に
読んでいたりして




何かを通して、自分を知る。

生きる
って

自分を知っていくことなんだろう。

あの仕事を通して
あの出来事を通して
あの人を通して


自分の反応を知ること
有様を
知る、ということ、なのだろう。


コーヒーのお代わりがテーブルに!

暖かく、匂う薫りが
私の、何であるのか、
と小さく気持ちが動く。

本のあちこちに、
自分を見つける
静かな時間。

私の感情、だけが、
書いてある本を読むような気分で、
少し忙しくしている借り物の入れ物に、
わがままばかりの私が
詫びたりする。

忙しくして、ごめんなさいね。

そんな、14時半。

待ち合わせたのは、
わがままな自分を受け入れた私。

やっと、逢えたから、帰ろう。

借り物の身体と一緒に

帰り道を。

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